横浜赤レンガ、市内の卒FIT太陽光でオフサイトPPA

横浜赤レンガ（横浜市）とENEOS Power（エネオスパワー、東京都千代田区）は10月24日、横浜市内の固定価格買取制度（FIT）を終了した家庭用太陽光発電設備から調達した余剰電力を活用したオフサイト型PPA（電力購入契約）を締結した。

　同PPAに基づき、ENEOS Powerが提供する「ENEOS太陽光買取サービス」を通じて買い取った横浜市内の卒FIT住宅太陽光の電力を、11月から横浜赤レンガ倉庫1号館および2号館に供給する。横浜赤レンガの消費電力量と卒FIT電力量を30分単位で一致させた再生可能エネルギー由来電力と環境価値をセットで提供する。

すでに横浜赤レンガ1号館および2号館では一部再エネ電力を導入している。今回のオフサイト型PPAでは、使用電力の約2割を横浜市内の家庭で発電される太陽光発電所で賄うことができ、年間440tのCO2排出量削減が見込まれる。

　オフサイト型PPAに伴う需給調整業務（発電計画の策定・提出およびインバランス料金負担）は、ENEOS Powerが担当する。横浜市とENEOS Powerが締結した連携協定に基づく、再エネ地産地消の推進、およびENEOS Powerが調達する再エネ由来電力の市内での利用拡大に向けた取り組みの一環となる。

ＥＮＥＯＳ Ｐｏｗｅｒとは

ＥＮＥＯＳ Ｐｏｗｅｒは、３０分同時同量の電気と環境価値をセットで提供するオフサイトフィジカルコーポレートＰＰＡを展開しており、お客さまのニーズに応じた電源（太陽光、風力等）や柔軟な契約期間を選択いただくことが可能です。新電力トップクラスの供給力と再生可能エネルギー開発を担うグループ会社が開発・保有する追加性のある電気等を活用し、お客さまとともに脱炭素・カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
※１ オフサイトフィジカルＰＰＡ（Power Purchase Agreement）とは、電力需要地ではない場所にある再エネ電源で発電された再エネ電力を、一般の電力系統を介して当該電力の購入者へ供給する契約方式です。
※２ ＥＮＥＯＳ Ｐｏｗｅｒは卒ＦＩＴ余剰電力を地域の電力会社よりおトクに買取しております。詳細は「ＥＮＥＯＳ太陽光買取サービス」で検索ください。※３ 年間削減量は、令和５年度の需要実績をもとに、ＥＮＥＯＳ Ｐｏｗｅｒの令和４年度実績のメニュー別係数（残差）（0.000459 t-CO2/kWh）で算出しております。

横浜赤レンガ倉庫 とは

横浜赤レンガ倉庫は、創建 100 年を超える歴史的建造物を活用した文化・商業施設。当時の倉庫の面影を残した館内には様々なショップやレストラン・カフェが軒を連ね、二棟間の広場では四季折々のイベントを開催しています。2022 年 12 月のリニューアルをきっかけに、サステナビリティへの取り組みを強化。2023 年 11月には、横浜市 SDGs 認証制度「Y-SDGs」における最上位『Supreme』を取得するなど、地球環境と横浜赤レンガ倉庫に訪れるお客様が重要なステークホルダーであると認識し、事業活動を通じて持続可能な社会の実現を目指します。 

（出所：横浜赤レンガ、ENEOS Powerの共同リリース）

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